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荒川から水元公園・柴又帝釈天

今日は、荒川CR・中川CR・江戸川堤CR・新中川CRと、サイクリング・ロードばかりをたどる楽々サイクリング。

葛西橋西から荒川CRを北行し、木根川橋を渡って京成立石・青砥をかすめて中川CRに(行くつもりだった)。しかし、現実の状況は甘くない。橋を渡って200mほど南東に行き、そこからほぼ直線に北東に行く道を行くつもりと地図で確認していたのだが、行きすぎた。目印が無い場所だった。今思えば、下流の黄色い橋の手前で曲がらなければならなかった。「超人的な方向感覚」を自称する者として、止まって地図で確認するのはどうも好きではない。勘を頼りにチョコチョコ進むうち、なぜか予定の青砥駅東交差点に出た。細い道に入って住宅街を進むと、中川CR。右岸を進み、飯塚橋で左岸へ。橋を渡る時、筑波山が見えた(写真ではちょっとわかりづらいか、上中央のシルエット)。高い建物が少い地域だものなあ。うらやましい。

整備中かと思われる左岸のCRは、かなり快適。 静かで「ジィー」というチェーンの音しか聞こえてこない。何だか東京とは思えない気がした。大場川が別れる所から、桜並木の右岸を進む。昼前に水元公園に到着。

公園は広大。あまりの大きさに驚いた。
公園から東に進み、江戸川堤CRで柴又へ。左の写真で中央よりに遠くスカイツリーも見える。
この江戸川堤CRは、2車線の車道のような道が続き、散歩の人の姿も見えず、全てを独り占めと実に快調に走っていたら、...。道が途切れた。北総線の鉄橋の所でハタとコンクリートが切れている。どうすりゃいいんだい、と左の斜面を下ってしまった。残念、タイヤが汚れた。
金町浄水場の先に寅さん記念館がサイクリング・ロードに面している。でも、入口へは、自転車をかついで階段を下りなければならない。見学後、案内の女性に帝釈天・参道付近に自転車が置けるか尋ねると、どちらも人が多くて狭い場所なので無理そうとのこと。丁寧な方で、ここに置いて5分ほど歩けばよいと言ってくれた。ありがたかったので、自転車をかつがねば入場できないことの不満は霧消した。
映画で見ていた帝釈天。確かに自転車が置けるスペースは無い。妻に何にでも効く朱色のお守り。参道の両側を見物しつつ、「映画で見るより、道幅がずっと狭いね」などと思いつつ駅まで。あの寅さんの像も一応見ておかなければ、自己の自転車乗りとしての、あるいは今日のサイクリングそのものの、レゾン・デートルが危うくなるなどとね。すると、大変めずらしいことに、駅手前の人波の中でスレ違った自転車乗りの若者に「こんにちは」、と声をかけられた。結構うれしい。ポツンと一人、「親子丼をお願いします」の一言以外、朝から人としゃべることもなくここまでこいで来た、乾いた心が潤った。自転車を押していなくても、レーパンにヘルメットぶらさげた姿を見れば、自転車乗りだとわかるものね。でもめずらしい好青年だ。しかもGIOSを押していた。感じ良いね。「どこから?」とか世慣れた態度で聞けばよかった。

自転車に戻り、都道307号線で高砂橋。左折して新中川左岸の快適なCR。これを江戸川との合流点まで進む予定だったが、新金線の所で道が途切れていた。迂回路もわかりづらく、環7を南下することにした。長島町から葛西橋通りへ。葛西橋は脇を過ぎる車のスピードがめちゃくちゃで、ちょっと怖かった。日比谷通りに出て帰宅。走行時間4時間、距離80km。

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