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久しぶりの逗子海岸

昨日の夜、新しいホイールに新しいタイヤをはかせた。ビードが堅くて苦労して、親指には大きなマメ。ホイールの盗難が心配でピンヘッドも付けた。準備万端。そこで近場を物色。以前、親が「海の家」と称して古い貸家を借りていたので夏に何回も行った逗子にしよう。

今回、横浜根岸の八幡橋からは海岸沿いの産業道路経由で六浦へ。丘を越えトンネルを抜けての16号を避けて楽しようと目論だのだ。並木で昼になり、コンビニ弁当。六浦の交差点は、下りから右折しにくい。右折レーンに車がかなり並んでいるし、前まで行って、割り込むのもね。見回したら簡単。車が切れたのを確認して、ちょっと先でUターン。登り坂がきつかったものの、並木からは50分かからずに逗子海岸に到着。案外近い。曇り空の下、遠く江ノ島が見える。

帰路は別の道でと、雨が降ったり止んだりの中、逗子インターをかすめ、16号を突っ切って野島へ。公園の展望台へは、自転車を置いて階段を50mほど登る。建物なら17階だもの、結構の段数。頂上には「野島貝塚」の説明板があるのを発見。縄文時代早期後葉の遺跡だそうで、こんな高さまで海が届いていたのか。我が家など海の底だな。展望台からは八景島シーパラダイスが見えた。出発して、往路と同じく産業道路経由で能見台をさぼったのだけど、上り側には自転車専用道が歩道を区画して整備されていた。ただ、所々途切れるのが残念。車道よりかえって面倒。杉田近くでも途切れたので16号へ。八幡橋・中村橋・尾上町・横浜駅前と経由して、明るいうちに帰宅できた。

新しいホイールは、ニュートロン・ウルトラ/Neutron Ultraを分不相応につけたのだけど、これは良い。30km/hを越えたあたりからの安定感が違う。平地でもちょっと頑張れば40km/h以上が僕でも出る。感動した。それから、上り坂は相変らずダメ。これは自分の脚力不足で、いくらなんでも新ホイールの恩恵にはあずかれなかった。それはそうだよなあ。野島山の展望台への階段でも、息が切れて2回程止まって息を整えたもの。タバコがいけないか。以前、山でもこんなだったっけ。歳をとったものなあ。走行時間4時間半、距離100km。

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2023年のジョギング & 胸高に吹くこと

12月の林試 2023年の林試 総時間(時間): 27 307 総距離(km): 169 1,908 Activity(回): 30 314 2023年の年間ジョギングデータです。まあ、「繰り返した日課」がたまりたまっただけと言うものでしょう。あまり苦労した感じもありません。それにジョギングとは言っても、ほとんど速歩きみたいなもので、近所の保育園の子どもたちと競争しても負けるくらいなのです。 ただ、ジョギングでは「腰高(こしだか)」を心掛けるように注意してはいます。それがこのところの私にとってのポイントです。先日のトラヴェルソのレッスンで、「(腹からだけでなく)胸からも吹く。身体じゅうから吹く」ことを習った時に思い出されました。「胸高(むねだか)に吹くということだな」と考え至ったのです。目下、挑戦中です。

環7周回

昼前に息子と思いたち、家の近くの環状7号線を一周してみることにした。まずはポンピング。しかしなぜかバルブの口金が壊れ、家の前に座りこんで急遽チューブを交換するはめに。「いざ出発!」は昼過ぎになってしまった。品川区から時計周りに世田谷・新宿方向に走る。練馬までは結構近い。ただ、北部から東部にかけては、都心から放射状に郊外に向かう鉄道にでくわす度に自転車侵入禁止が目立つ。歩道の自転車用スロープを押して登り降り、線路をくぐる細い歩道を降りて登り、さらには自転車を担いで階段を登り降り。途中で2回も激しい雨にも降られ、これはあまり快適なサイクリングとも言えないなあ。 そんなこんなするうち雨も止み、走っているのでジャージも乾き、葛西臨海公園に着いた頃にはそれなりの快適さ。園内のコンビニで休憩。その後、築地・品川・大井とたどり、短時間のサイクリング終了。 環8は短いし、次は16号か。三浦半島から千葉まであるし長い。フェリーもからめて反時計周りに横浜・久里浜・千葉から16号をぐるっと一周とかもかなり大変そうで楽しそう。でもそうなるとワンデイでは無理か。今回は走行時間4時間半、距離80km。

2分の2拍子とアラ・ブレーヴェ(𝇍)のこと

8月末に初めてトラヴェルソを入手した。運指も知らないのに、楽器店でちょっと鳴らしてみて出た音が気にいって発作的に購入。最初の曲は、ペトルッチにボアモルティエの「Diverses Pièces」Op.22となっている2重奏。定番の初心者用練習曲らしい。「新鮮な気持ち」で臨んだせいか、これまで疑問に思わなかった小さなひっかかりが。それは... このようになっている楽譜で、いつもは「e」である第1線にト音記号で「g」が指定されている(この音部記号は「フレンチヴァイオリン記号」などと呼ぶらしい)。ヘ音記号として読みかえるのに慣れが必要だが、これのことではない。古いフランスものなので「イネガル」に配慮しなければならないが、それでもない。 実は、疑問に思ったのは、第2曲(②)で「2」と書いてあるのは「2/2」の意味であろう。でも、第3曲(③)で「&#x1d1cd」とあるのも「2/2」拍子の意味のはず。この二つは、どうして書き分けられているのだろう、という点だ。楽譜の同じページに出てこなかったら気づかなかったかもしれない。でも、この楽譜に関わった人たちは「2」と「&#x1d1cd」の違いを知っていた筈だ。なにが違うのだろう。 調べ始めると、これはどうも簡単な事柄ではなさそう。「&#x1d1cd」が「アラ・ブレーヴェ」と呼ばれることは、昔読んだ芥川也寸志『音楽の基礎』(岩波新書、1971)で既習。p.93だった。でも芥川先生も今回の疑問には答えてはくださらない。 これも昔読んだ『17・8世紀の演奏解釈』アーノルド・ドルメッチ著/浅妻文樹訳(音楽之友社、1966)を引っ張り出してみると、いくつか関連する記述があった。 ヘンリー・パーセルの名で出版された《スピネットのための組曲》(ロンドン、1696)の注意書きには次のようにある。 拍子には4拍子と3拍子の2種類あり、さらに、C、&#x1d1cd、&#x1d1c9の記号によって区別される。Cはひじょうにおそく、&#x1d1cdはやや速く、&#x1d1c9は速く軽快に、を意味する。いずれの場合も1小節に全音符が1個として音符の長さを測る。この基本となる全音符の長さは、中位の速さで1、2、3、4と数えるあいだ中音を持続させた